環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

次世代高圧ガス容器CubiTan® を活用した新しいガス供給網、すなわちIoT技術を駆使した仮想的なガスパイプラインを構築することにより、未利用天然ガス(メタン)の一般家庭での利用やバイオメタンの利用促進を目的とする技術です。CubiTan® は「コンパクト・軽量・スマート(IoT)」なガス容器であり、これまで家庭への供給が困難であった天然ガス・バイオガスを既存の交通網を活用し、遠隔管理しながら環境に優しく効率的に配送することを可能とします。

目的

ガスを効率的に貯蔵・運搬できる容器とIoT技術を活用し、都市ガス(パイプライン)並みに便利かつ安定したガス流通システムを構築することにより、主に未利用天然ガス(メタン)の一般家庭での利用やバイオメタンの利用の促進を目指します。

特徴

CubiTan® 内蔵のMOF(Metal Organic Frameworks, 金属有機構造体)またはPCP (Porous Coordination Polymer, 多孔性配位高分子) と呼ばれる新素材からなるガス吸着剤により、これまで常温での圧縮が難しかったメタンを気体のまま、従来の重くてかさばるガスボンベよりはるかにコンパクトに貯蔵・運搬できます。またCubiTan®には、GPS・ガスメータといったIoTデバイスが搭載されているため、ガスの利用状況や容器の位置情報などを遠隔で監視・管理できます。

効果

天然ガス・バイオガスの生産国において、ガス供給の効率化、メタン利用促進が図られることで、エネルギー地産地消による地域社会経済発展やメタンの大気への排出量削減に伴う温室ガス効果の抑制、さらにはメタンの仮想市場取引によるグローバルなレベルでの環境負荷低減への貢献などが期待されます。

規制対象物質

参考資料

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中国、東アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 北米
  • ヨーロッパ
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

この技術が貢献するSDGs

  • 1. 貧困をなくそう
  • 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 10. 人や国の不平等をなくそう
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 13. 気候変動に具体的な対策を
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう

次世代高圧ガス容器「CubiTan® 」を活用したスマートガスネットワークの構築