都市間連携事業から形成されたJCM案件
「日本の自治体が日本の研究機関、民間企業、大学と連携して、海外の自治体における脱炭素技術の導入・サービスの活用に向けた案件の発掘や実現可能性調査を行うとともに、脱炭素化を推進するための制度構築支援や能力開発等を行います。2013年度から開始した本事業では、パートナー都市における野心向上・制度構築や、JCM資金支援事業を活用した公共施設・工業団地等における再エネ(PV等)・省エネ設備等の導入に貢献しています。」
都市間連携事業
7カ国
26案件
ベトナム
- ホーチミン市ー大阪市:デジタルタコグラフを用いたエコドライブ(2014年度採択)
- ホーチミン市ー大阪市:ホーチミン市ショッピングモールにおける太陽光発電の導入(2015年度採択)
- ホーチミン市ー大阪市:空調制御システムを用いた工場の省エネ(2015年度採択)
- ダナン市-横浜市:ダナン市水道公社への高効率ポンプの導入(2016年度採択)
- ホーチミン市-大阪市:オフィスへの高効率エアコン及び空冷チラーの導入(2019年度採択)
- ホーチミン市-大阪市:食品工場への高効率ボイラシステムの導入(2020年度採択)
- ホーチミン市-大阪市:ホーチミン市のホテルへの高効率空調機の導入(2020年度採択)
- ホーチミン市ー大阪市:市内オフィスビルへの調光調色型高効率LED照明の導入(2021年度採択)
- ホーチミン市-大阪市:工業団地への9.8MW屋根置き太陽光発電システムの導入(2021年度採択)
- ホーチミン市-大阪市:ショッピングセンターへの高効率チラー及び調光型高効率LED照明導入事業(2021年度採択)
- ハノイ市-北九州市:小水力発電設備の導入(2022年度採択)
- ホーチミン市-大阪市:アルミホイール製造工場への0.4MW屋根置き太陽光発電システムの導入(JCMエコリース事業)(2022年度採択)
タイ
インドネシア
JCMで導入した技術が面的に展開した事例
実証事業から事業化に至った事例
事業者 | 事業名 | 展開先国・地域 | 概要 | 資料 |
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(株)日立産機システム | 新興国の社会・産業インフラ整備・構築に欠かせない高性能モータ・インバータ類の現地向けリノベーションによる低炭素化貢献 | タイ・インドネシア・インド・ベトナム・マレーシア・フィリピン | 【事業概要・成果】 誘導電動機はタイを中心に高効率品や現地環境対応品を生産、販売し、インバータも防水仕様品を開発、受注生産で販売を継続している。さらに、誘導電動機、業務・産業用インバータを搭載した製品である空気圧縮機も途上国の地域特性、環境に応じてリメイク・販売し、これらの取り組みを通じて低炭素化への貢献を続けている。 |
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新日鉄住金エンジニアリング(株) (現在は日鉄エンジニアリング(株)) |
未利用バイオマスを活用したエタノール製造システムの構築 | フィリピン | 【事業概要】 【成果】 |
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WASSHA株式会社 (旧Digital Grid Solutions (株)) |
未電化地域における太陽光発電を用いた充電サービスの提供 | ケニア・タンザニア | 【事業概要】 【成果】 |
①H27~H28
②H29~H30
③プロジェクト 資料(P17~18) |
宜興(株) | 過熱水蒸気の活用によるアルミ切粉脱脂工程の省エネルギー化 | インドネシア | 【事業概要】 【成果】 |
プロジェクト 資料(P9~10) |
萬世リサイクルシステムズ(株) (社名変更により現在(株)グーン) |
セブ市における廃プラスチックのセメント工場向け代替燃料へのリサイクル事業 | フィリピン(セブ島) | 【事業概要】 【成果】 |
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阪神動力機械株式会社 | ASEAN地域における廃水処理システム用省エネルギー水中曝気撹拌装置の開発 | タイ | 【事業概要】 【成果】 |
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株式会社市川環境エンジニアリング | RPF製造販売事業における廃プラスチック中間処理の効率化 | ベトナム(ハノイ) | 【事業概要】 【成果】 |
海外展開の好事例
東京センチュリー株式会社
吸収式冷凍機の導入
補助事業名:JCM
インドネシア
西ジャワ州カラワン
(JCM事業代表者として)現地資本の化学工業会社であるPT.Timuraya Tunggalの工場に吸収式冷凍機を導入。大気放出していたプロセス由来の廃蒸気を有効活用し冷水を作り出すことで、電気式冷凍機が消費する電力に由来するCO2排出を削減しています。
東京センチュリー株式会社
アルミニウム製品・包装資材・車両部品工場への0.8MW太陽光発電システムの導入
補助事業名:JCMエコリース
フィリピン
(JCMエコリース事業代表者として)日系製造業の工場にJCMエコリース事業を活用し、0.8MWの太陽光発電システムを工場屋根に設置します。JCMエコリースについてはこちらを参照ください。
東京センチュリー株式会社
工業団地への25MW屋根置き及び水上太陽光発電プロジェクト
補助事業名:JCM
タイ
(JCM事業代表者として)タイの大手財閥が運営する工業団地の複数の工場屋根と貯水池にリースを活用して太陽光発電システムを導入します。発電した電力を工業団地内で消費することにより、GHG排出量を削減します。
ファームドゥグループ
特許技術ソーラーファームを活用した温室効果ガス削減、再生可能エネルギーによる電力供給
補助事業名:JCM・JICA BOP
モンゴル ウランバートル
モンゴルウランバートル市内(中心部より39km)に位置する「モンナラン太陽光発電所」は2017年に完成した12.7MWの太陽光パネルを有するメガソーラー発電所です。農場として活用していた28haの敷地にソーラーファーム®を設置し、農業+太陽光発電+CO2クレジットの事業を推進しています。
- 企業URL:https://farmdo.com
ファームドゥグループ
特許技術ソーラーファームを活用した温室効果ガス削減、再生可能エネルギーによる電力供給
補助事業名:JCM
チリ マウレ州
チリマウレ州農業灌漑省傘下のINIAマウレ研究所 (Instituto de Investigaciones Agropecuarias)の保有農地(マウレ州)に、チリでは初となるソーラーファーム®(20kW)をパイロットとして導入し、農業と太陽光発電を組み合わせた営農型太陽光発電事業の普及に貢献しています。
- 企業URL:https://farmdo.com/
株式会社西原商事ホールディングス
廃棄物の分別リサイクルと生ごみの堆肥化
補助事業名:環境省
インドネシア
2012年より本格的に海外事業を開始。JICAや環境省の補助事業を活用し、インドネシアのスラバヤ市に2箇所の工場を建設。家庭系廃棄物の分別リサイクルと生ごみの堆肥化を実施。従来埋立てられていた廃棄物の70%に及ぶ減量に成功しています。
会宝産業株式会社
自動車リサイクル事業
補助事業名:JICA, JETRO
ブラジル、インド、タイ、ケニア、ほか
使用済み自動車が放置され社会問題となっていたアジアやアフリカなどの途上国に対し、環境に配慮した自動車リサイクルの海外展開に着手。ブラジルやインドなどにリサイクル工場を建設し、解体ノウハウを提供するほか、マレーシア政府の自動車リサイクル政策立案のサポートなども実施。
- 企業URL:https://kaihosangyo.jp/
会宝産業株式会社
自動車用中古パーツオークション運営
補助事業名:なし
アラブ首長国連邦(UAE)
中古エンジン性能評価規格「JRS(PAS777)」を発行してエンジンの品質を明示し、現地に競売会場を設けることで、「誰もが参加できる公平でオープンなオークション」を運営しています。
- 企業URL:https://kaihosangyo.jp/
JFEエンジニアリング株式会社
廃棄物発電事業
補助事業名:JCM
ベトナム バクニン省
JFEエンジニアリング株式会社は、現地ベトナムのトゥアンタインエンバイロメント社と共同で、T&Jグリーンエナジー社(以下、「T&J社」)を設立。ベトナム国バクニン省で廃棄物発電プラントを建設し発電事業を行っています。