環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

ストーカ式下水汚泥焼却発電システムは、ストーカ炉の特徴である高温燃焼・低消費電力により汚泥焼却時にN2O等の温室効果ガス排出量を削減できるシステムです。

目的

下水汚泥を高温で燃焼させ廃熱を汚泥の乾燥に利用するほか、蒸気発電を行うことで、下水処理での消費電量および温室効果ガス排出を削減する。

特徴

① 高温燃焼 (900℃以上) により、焼却時のN2O排出を大幅に削減
② 燃焼ガスの廃熱を回収し発電効率の高い蒸気発電を行うことで、使用電力量を削減
③ 燃焼ガスの廃熱を汚泥乾燥に利用するため、定常運転時に焼却炉での補助燃料が不要

効果

規制対象物質

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中国、東アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 欧米
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

導入事例

東京都下水道局との共同研究で、ストーカ炉での下水汚泥燃焼の可能性と、焼却工程における温室効果ガス排出量が高温省エネ型焼却炉 (第2世代型) の基準に適合しているかを確認する実証運転を実施 (2019年~2021年)。第2世代型焼却炉よりも電力使用力を削減可能な第2.1世代型焼却炉の技術承認を東京都下水道局より取得。

この技術が貢献するSDGs

  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 13. 気候変動に具体的な対策を

下水汚泥処理

YouTube 動画

ストーカ式下水汚泥焼却発電システム