環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

食品廃棄物や汚泥等の有機性廃棄物(原料)を微生物資材と混合し、好気性条件下で高温状態にし、原料中の有機物の分解を行う。大幅な減容化が可能で、分解後の有機物は堆肥として農地や緑地に利用可能である

目的

有機性廃棄物の分解を行うことで、大幅な減容化が可能である。途上国等で大きな課題となっている直接埋立による最終処分場の逼迫に対し、中間処理の1つの方法として課題解決に寄与できる。また分解後の有機物は堆肥として利用可能である。

特徴

有機物分解中は90℃以上の温度が長期間保持され、また常時給気がされているため内部の原料は腐敗することなく、発酵が進行する。約45日間の分解反応の終了後には、原料は5~15%程度に減少する。本技術は微生物資材を使用することにより、超高温を維持し、通常60~120日間かかる堆肥化期間を大幅に短縮した点が大きな特徴である。また微生物資材または堆肥化後の有機物と原料を混合するため、もみがらやおが粉等の副資材が不要である。

効果

・高温状態で分解するため、病原性微生物や雑草種子が死滅
・堆肥化工程が約45日間と短い
・原料の減容化率は85~95%

規制対象物質

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中国、東アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 欧米
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

導入事例

国内:25か所
海外:フィリピンに1か所

この技術が貢献するSDGs

  • 2. 飢餓をゼロ
  • 6. 安全な水とトイレを世界中に
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 13. 気候変動に具体的な対策を
  • 15. 陸の豊かさも守ろう

超高温好気性堆肥化技術