BSC(Biological Soil Crust)工法
日本工営株式会社
技術・サービス概要
土壌藻類を培養した資材を斜面に吹付け、侵食防止を図り、周辺からの飛来種子による緑化導入を促進させる緑化工法
目的
BSC(Biological Soil Crust)とは、糸状菌類、土壌藻類、地衣類および苔などが地表面の土粒子や土塊を絡めて形成するシート状の土壌微生物のコロニーのことです。従来の対策資材は、水が流れる筋から侵食・劣化してしまうが、当技術の藻類はこのような部分によく発達して侵食の拡大を防止します。
特徴
もともと周辺に存在している植物等が侵入することで、その場にマッチした自然な植生・景観が形成されます。当技術の資材を構成する土壌藻類は世界中に分布しており、どこで使用しても在来種になります。また、クローンで増えるため遺伝子攪乱も起きません。従来の自然侵入促進工用の資材より安価で、法面整形なしで施工できます。
効果
斜面崩壊のリスクを低減する。
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- 中東
- アフリカ
- オセアニア
- 北米
- ヨーロッパ
- 中南米
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
導入事例
沖縄県本島やんばる国立公園内の林道法面崩壊箇所(沖縄県北部農林水産振興センターと共同で実施)
参照URL
この技術が貢献するSDGs
- 11. 住み続けられるまちづくりを