環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

高速雨水処理システムは、下水処理場の最初沈殿池や中継ポンプ場に設置することで、オイルボールやビニールなどの夾雑物や汚泥物質をろ過速度1,000m/日でろ過(除去)することが出来るシステムです。

目的

合流式下水道における簡易処理の高度化、未処理下水の簡易処理

特徴

同システムは以下の特長を有します。
1)特殊なろ材により、夾雑物を100%、凝集剤無しで汚濁物(BOD・SS)を70%程度除去、オイルボールは100%除去可能です。
2)ろ過工程・洗浄工程とも自然流下を利用するため、動力機器が少なく降雨開始から終了まで人的作業の必要がありません。また凝集剤を使用しないため、手間のかかる凝集剤の管理が不要です。
3)既設施設(最初沈殿池、雨水沈殿池)を活用した設置が可能です。
4)最初沈殿池の代替として、より省スペースで一次処理が可能です。
5)ろ過を継続しながらのろ材洗浄により、長時間降雨時においても連続運転が可能です。
6)前処理スクリーン、ろ材流出防止用の下部スクリーンが不要なため運転管理が容易です。

効果

豪雨時の合流式下水道から川や海に大量に流出する汚水対策として、汚濁排出量の削減に大きな効果があります。

規制対象物質

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中国、東アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 北米
  • ヨーロッパ
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

導入事例

国内実績42機場(建設中案件含む)
ベトナム / ハノイ市(建設中:2023年完成予定)

この技術が貢献するSDGs

  • 6. 安全な水とトイレを世界中に
  • 10. 人や国の不平等をなくそう
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 14. 海の豊かさを守ろう

高速雨水処理システム