準好気性廃棄物埋立 設計・施工監理・技術アドバイザリ業務
株式会社エイト日本技術開発
技術・サービス概要
「準好気性埋立構造」は、浸出水集水管の末端部を大気解放することにより、埋立層内への空気流通を可能にし、埋立地内部雰囲気を好気的状態とする構造です。本構造は、埋立廃棄物の安定化を早めるだけでなく、埋立廃棄物の好気性分解を促進させることから、メタン等の温室効果ガスの発生を抑制することができます。この埋立構造は、福岡大学と福岡市が共同で開発した技術であることから、「福岡方式」と呼ばれているものです。
目的
埋立地内部雰囲気を好気的状態とし、埋立廃棄物の安定化を早めると共に、埋立廃棄物の好気性分解を促進させて、メタン等の温室効果ガスの発生抑制や浸出水の水質の早期安定化を図る
特徴
埋立地底部に有孔の浸出水集水管を敷設し、その上に砕石等を配置して集水管末端部を浸出水集水池等の水面より常に上部に保つことで、大気解放する構造とする
効果
メタンガスや硫化水素の発生抑制、悪臭の改善、埋立地の早期安定化、処分場内外の水環境の改善、浸出水水質の早期安定化、維持管理時の薬剤散布等に係るコスト削減 等
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- アフリカ
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
導入事例
日本では、準好気性埋立方式の処分場について、数百件以上の設計・施工監理業務実績を有しております。
海外では下記の業務事例があります。
1.タイ/ターク県 処分場
新規準好気性埋立処分場の設計・建設の技術アドバイザリ
供用開始:2016年11月、埋立容量:約8,000m3(L55m×W30m×D5m)
2.パラオ/アイメリーク州 新規処分場
新規準好気性埋立処分場の設計・施工監理業務(当社はJV構成員として参画)
供用開始:2020年11月、埋立容量:約385,000m3
3.リベリア/チーズマンブルグ処分場
世界銀行による新規処分場建設に係る日本の処分場技術(準好気性埋立)の技術トレーニングセミナー業務(九州大学との協業)
この技術が貢献するSDGs
- 11. 住み続けられるまちづくりを
- 13. 気候変動に具体的な対策を