環境にやさしい汚水処理システム
アルコ株式会社
技術・サービス概要
土壌微生物膜法を用いた高度処理浄化槽(国土交通大臣の一般認定品)。トイレ等の汚水を一次処理槽、土壌浸潤槽、消毒槽で処理し、放流もできるが、処理水をトイレ水洗便器の洗浄水として利用できる。
目的
自然環境保全地域等において、汚水の浄化処理水をトイレ水洗便器の洗浄水として利用し、環境への汚濁負荷を大幅に削減する。
特徴
土壌に生息する微生物で汚水を浄化することにより、観光地や公園など季節的なトイレ利用者変動に対して安 定して高度処理ができる。使用する機器は、送水ポンプと送風機のみで、維持管理も容易な処理システムになっている。
効果
①処理水質は、BOD濃度1~3mg/L、SS濃度1~3mg/Lと高い性能で、無色、無臭のきれいな処理水が得られる。
②使用機器が少なく、処理工程が容易で、維持管理が簡単なシステムである。
③消費電力が1kwh/日程度と非常に小さく、電気代が安い。小さい自然エネルギーシステムで対応できる。
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中国、東アジア
- 北米
- ヨーロッパ
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
導入事例
国内実績:1998年から2020年9月まで 217か所の実績
富士山御殿場口新五合目公衆トイレ改修事業で採択され、2020年6月末完成
環境省 ETV 平成28年度環境技術実証事業 自然地域トイレし尿処理技術分野(No.030-1602)
この技術が貢献するSDGs
- 6. 安全な水とトイレを世界中に
- 14. 海の豊かさを守ろう
- 15. 陸の豊かさも守ろう