環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

建築・土木用のコンクリート製品を工場生産するための鉄などの金属を用いた成型用の型枠

目的

環境負荷の低減効果が見込めるプレキャストコンクリート(PCa)(工場で製造されるコンクリート製品)の成型用に用います。

特徴

従来の木製型枠と比較し、価格が高くなりますが、耐久性・転用性に優れ、高リサイクル化を図ることも可能で す。木製の場合は、森林資源の枯渇を招くことも考えられ、また廃棄時に焼却されることによるCO2が排出され ますが、鉄やステンレス材は必ずリサイクルできるため、環境負荷を抑制することができます。

効果

PCaは原材料によりCO2、NOx、SOx、ばいじんの排出量を減らすことが可能で、特に熱帯性気候のインドネシアでは、蒸気養生を抑えることでSOxとばいじんの排出量を低減させる効果があります。このように環境効果が見込まれるPCaの活用を促進するためにも、鋼製型枠が適しています。

規制対象物質

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

導入事例

2017年  ODA案件 サモア・ヴァイシカノ橋中空桁鋼製型枠納入。
2019年  ODA案件 バングラデッシュダッカMRT防音壁向け鋼製型枠納入。
2019年  インドネシア 高速道路防護壁向け型枠、LRT向け防護壁鋼製型枠納入。
      高層アパートPcaバルコニー鋼製型枠納入。

この技術が貢献するSDGs

  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 12. つくる責任 つかう責任

プレキャストコンクリート向け鋼製型枠