環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

木質バイオマスを炭化した「バイオ炭」を、コンクリートやソイルセメント、アスファルトなどの建設資材に混入することで長期的に安定して炭素を貯留でき、今後の脱炭素施策に欠かせない炭素貯留技術である。

目的

コンクリート、ソイルセメント、アスファルトなど建設資材の脱炭素化

特徴

木材等から生成したバイオ炭には、植物が光合成で吸収したCO2が固定されており、本技術の適用は、大気中のCO2を直接固定することに相当する。当社では、建設資材が持つ性能や施工性・汎用性を維持しつつ、バイオ炭を最大限に混入するための技術開発を推進。併せてGHGプロトコルに則ったCO2固定量の算定手法を策定し、その算定手法について第三者機関による確認を受けている。

効果

当該技術では、バイオ炭の製造にかかるCO2排出量を考慮すると、バイオ炭1kgあたり約2.3kgの炭素を固定できるので、コンクリート1m3あたり60kgのバイオ炭を混入することで、138kgのCO2を固定することが可能である。

規制対象物質

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • アセアン諸国

    インドネシア,シンガポール,タイ,ベトナム

導入事例

導入国:日本(千葉県)
導入先:建設工事におけるレベルコンクリート

視察可能な導入先

清水建設技術研究所にて、サンプルを視察可能

この技術が貢献するSDGs

  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 13. 気候変動に具体的な対策を

バイオ炭を活用した環境配慮型建設資材