環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

本技術の特長
・水平リサイクルが難しい難処理廃PETを原料として利用し、独自の化学処理によって改質剤にしています。
・添加したアスファルト舗装の耐久性を高めます。
・アスファルト舗装100m2あたり500mlPETボトル換算で最大1,400本相当の廃PETをリサイクルできます。

目的

・水平リサイクルが難しい廃PETの有効活用
・アスファルト舗装の長寿命化

特徴

高耐久アスファルト改質剤の原料として使用済みPETボトル(低品質グレード)やPET製廃漁網などの廃棄物を活用することで、廃棄物の再資源化にも貢献するサステナブルな技術です。

効果

アスファルト舗装の耐久性が向上することで、路面の損傷が軽減され、補修工事に伴うCO2の発生量を最大40%抑制することが可能です。さらに、舗装の耐わだち掘れ性能が最大で5倍に向上することに加えて、舗装から発生する摩耗粉じんの低減も期待できるため、海洋資源の保全にも貢献します。耐水性、耐UV性、耐油性などの舗装性能も向上させることができるため、様々な環境下での適用が可能です。

規制対象物質

  • マイクロプラスチック

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 北米
  • ヨーロッパ
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,シンガポール,タイ,フィリピン,ベトナム,マレーシア

視察可能な導入先

・静岡県磐田市内 一般公共道路
・茨城県神栖市内 一般公共道路
・花王株式会社 豊橋工場、和歌山工場、鹿島工場など

この技術が貢献するSDGs

  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 14. 海の豊かさを守ろう

廃PETを活用したアスファルト舗装の高耐久化技術

YouTube 動画

New technology to enhance durability of asphalt pavement using a modifier made from recycled PET

Kao NEWTLAC® 5000 Series – Eco-friendly asphalt modifier

Kao Commitment to the Future: Asphalt with waste PET plastic