圧入工法
株式会社技研製作所
技術・サービス概要
圧入工法は、杭施工において振動や騒音を発生させず、静荷重で高精度に杭を貫入する建設工法です。軽量小型な杭圧入引抜機を使用するため、工事の影響範囲を最小限に抑えられるほか、様々な条件下で合理的に施工を行うことができます。
目的
圧入工法で杭を地中深くに貫入することで、地盤にしっかり支えられた杭の連続壁を構築できます。この連続壁は、護岸や防波堤・防潮堤、道路擁壁、橋脚基礎補強などに活用できます。
特徴
外力に高い耐性を発揮する構造物を構築できるほか、圧入工法には主に以下のような特長があります。
①無公害:無振動・無騒音なため、住宅街での夜間施工も可能です。
②急速性:すべての関連機械は、貫入された杭上を自走して全圧入工程を行うため、作業用仮設工事が不要です。このため、工期を大幅に縮減でき、二酸化炭素(CO2)排出削減にも貢献します。
③環境性・利便性:圧入を行う機械は軽量小型で、狭隘地や頭上制限のある場所でも施工可能です。省スペースでの施工が可能なため、生活道路の通行止めを回避するなど、周辺環境への影響を最低限に抑えることができます。
④安全性:機体が杭をつかんでいるため、原理上転倒の恐れがありません。
効果
-
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- 中東
- アフリカ
- オセアニア
- 北米
- ヨーロッパ
- 中南米
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
導入事例
・バングラデシュ・首都ダッカ :カチプール橋、メグナ橋、グムティ橋基礎工事(2017年)
・ミャンマー・カチン州、チン州 :道路建設機材整備工事および機材供与(2017年)
・エジプト・首都カイロ :カイロ大学小児病院施設基礎工事(2019年)
・セネガル・首都ダカール :ダカール港第三埠頭改修(2019-2021年)
この技術が貢献するSDGs
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 11. 住み続けられるまちづくりを
- 13. 気候変動に具体的な対策を