環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

層状腹水酸化物(LDH)結晶子をナノサイズ化したことにより、高い陰イオン吸着能力を付加した無機化合物。

目的

水中の(遊離している)有害陰イオンを吸着除去する。適用例は、①工場排水中のホウ素・フッ素・六価クロム除去、②建設現場から発生するコンクリート洗浄水中の六価クロム除去、③地下水・井戸中のヒ素・ホウ素除去、④閉鎖水域のリン・窒素除去による富栄養化対策、などが挙げられる。

特徴

①低コスト(市販のイオン交換樹脂に比べ安価な薬剤費)、②高い陰イオン吸着能力(既存のLDHと比べ陰イオン吸着能力が高く、低コストながら市販のイオン吸着材と同レベル)、③pH4~11という広いpH適用範囲(特別な場合を除き前処理でpH調整が不要)、④環境負荷が少なく容易なハンドリング(腐食性がなく安全な無機化合物/用途に応じて粉末・顆粒タイプの使い分けが可能)

効果

排水処理を代表とする有害陰イオン除去を低コスト/高品質/低環境負荷にて提供する。

規制対象物質

参考資料

展開可能国

  • 日本
  • 中央、南アジア

導入事例

日本国内建設現場にて使用実績あり。バングラデシュにて試験プラント稼働中。

この技術が貢献するSDGs

  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 6. 安全な水とトイレを世界中に
  • 11. 住み続けられるまちづくりを

機能性吸着材