環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

蒸気輸送配管用途の特長として、発生するドレン量が少ない、運転時間が長い、屋外設置も多いなどが挙げられます。そのためスチームトラップには、ドレン排出作動時の蒸気ロスが少なく、長期間安定して性能を維持できることが求められます。SS1Nはこれを考慮し、蒸気輸送配管用途に最適な設計がなされたスチームトラップです。

目的

ドレン排出にともなう蒸気ロスを最小限に抑制し、蒸気消費量の削減、CO2の削減に寄与します。さらに、ドレンを連続排出することでウォーターハンマー、腐食の原因となるドレン滞留を防止することができ、プラントの突発停止を防止することも可能です。

特徴

フリーフロート構造です。弁口は常に水封され、弁口からの蒸気の逃げはありません。また、過熱蒸気配管など流入してくるドレンが少ない場合でも、フロート3点支持により、弁口はフロートに密接しており、蒸気の逃げを許しません。

立上げ時に流入してくる低温エアーを自動ブローオフ機構が弁口を全開にして排気します。初期エアーによる詰まりの問題を防止します。

フロートが高精度な真球なので、回転してあらゆる面でシールするので長寿命です。

効果

環境保全、改善効果としては、蒸気ロス量を削減することによるCO2排出量削減。そして、メンテナンス頻度が減少することによる部品、部材の消費量削減(省資源効果)が見込まれます。

規制対象物質

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中国、東アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 欧米
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

この技術が貢献するSDGs

  • 13. 気候変動に具体的な対策を

ETV実証済技術

蒸気輸送配管用フリーフロート・スチームトラップ

蒸気輸送配管用フリーフロート・スチームトラップ SS1N