環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

・フロンの適正回収の実施、技術の提供
・省エネ性の高いフロン再生処理装置
・NRC容器⇒RC容器への転換
・RefNEXT(現場ネクスト社開発アプリ)利用によるデジタルプラットフォーム構築

目的

空調機や冷凍冷蔵機に封入されている冷媒(フロンガス)の現場回収⇒再生処理⇒再生フロン販売⇒再生フロン充填を一貫して行い、フロンのサーキュラーエコノミー(資源循環型社会)を目指しています。

特徴

・空調機等の撤去・更新時に、フロンの回収は義務となっています。しかしフロンの回収は意外と地味で面倒な作業です。道具を用意したり、回収に時間がかかったりと、本工事に取り掛かるまで時間がかかってしまいます。弊社はフロン種毎に最新の冷媒回収機を持ち合わせており、再生する為の回収技術で適切にフロンガスを迅速に回収します。また改修工事が多い土日に合わせ、金曜の夜にフロン回収作業等、お客様のニーズに合わせ工事対応も行っております。
・エムゼットグループが保有しているフロン再生装置は、簡易蒸留方式と呼ばれる装置です。2日間で約500kgの再生能力を保有しています。品質管理については、フロンの受け入れから販売まで合計4回の成分分析を実施し、JIS規格よりも厳し社内基準を設け、その基準をクリアしたフロンガスのみを再生フロンとし販売しております。再生フロンを封入した容器は、NRC容器とRC容器の2種類を用意しており、RC容器は何度でも使用する事が出来、廃棄物の削減にも貢献できる為、積極的に提案させて頂いております。
・エムゼットグループでは、RefNEXT(現場ネクスト社開発アプリ)を活用し、フロンの回収・充填・各処理方法等を全てデータ管理し、お客様に情報を提供する事が出来ます。そのデータの中にはCO2の排出量も記載されており、破壊処理を行わず再生処理を行ったことによるCO2削減量も知る事が出来ます。その情報はKPI(非財務情報)としてご活用して頂いております。

効果

・フロンの適正回収によるGHG排出抑制への貢献
・フロン再生による、処理時のGHG排出量削減への貢献
・RC容器の積極利用による産業廃棄物削減への貢献
・デジタルプラットフォーム構築による付加価値の提供

規制対象物質

参考資料

展開可能国

  • 日本
  • アセアン諸国

    ベトナム

導入事例

現在、ベトナムにおいてフロン回収・再生処理事業の第一人者として事業を開始致しました。
ベトナムでは、フロンは回収される事なく大気放出されており、フロンを回収する技術も浸透していません。
弊社はこの日本の技術・システムをベトナムで発揮し、地球温暖化対策で貢献していきます。

視察可能な導入先

株式会社環境総研(埼玉県上尾市)
https://kankyou-s.co.jp/

この技術が貢献するSDGs

  • 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 13. 気候変動に具体的な対策を

フロンのサーキュラーエコノミーについて