国際対応型高度有機性排水処理システム
NPO法人バイオエコ技術研究所
技術・サービス概要
生物処理に必要な溶存酸素量(DO)を演算し、その結果に基づいてブロワーの稼働を自動制御し、生物処理槽・活性汚泥槽の曝気時間を調整する電力削減高度処理システムである。
目的
国際的に極めて重要とされている環境再生・温暖化抑制を高度排水処理と電力量削減ブロワー自動制御方式で達成します。
特徴
AOSDシステムは、国立環境研究所バイオ・エコエンジニアリング研究施設で一財)日本建築セン ターの浄化槽性能評価と同じ水温と原水濃度(BOD 200 mg/L、全窒素 45 mg/L、全リン 5 mg/L)を用いて開発された。LDO(光学式溶存酸素)電極の位置は複数槽では最終槽に決定された。固定式 間欠曝気等に比較し極めて高い優位性が得られた。AOSD・膜分離システムにおいて膜洗浄用風量 の効率的活用で高度処理性能と電力削減率約70%ガ可能です。すなわち、下水・産業排水・浄化槽等に汎用的な高度技法です。
効果
寒帯地域の水温10℃程度でも熱帯地域の水温30℃以上でも国際対応が可能です。原水性状として 硝化抑制物質流入・C/Nバランス・窒素/リン濃度等の異常でない適正な範囲において、BOD 10 mg/L以下、全窒素 10 mg/L以下、 全リン1 mg/L以下の高度な処理水質を確保し50%以上の電力 削減を可能とします。
規制対象物質
参考資料
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- 中東
- アフリカ
- オセアニア
- 北米
- ヨーロッパ
- 中南米
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
導入事例
ベトナムにおいて下水処理場、食品工場排水処理施設、工場団地排水処理施設を対象にAOSDシステムが導入された。その結果、高度排水処理BOD10mg/l,T-N10mg/L,T-P1mg/L以下の処理水質と電力削減60%程度の両立することが実証された。
“ Power reduction rate is about more than 60%" by adding the amount of power used during micro-aeration agitation currently being analyzed.
試算条件:微曝気撹拌時の電力使用量を加え 「電力削減率を60%」 と設定。 Stable water quality can be maintained. Big cost merit was calculated. It's a phenomenal achievement.
安定した水質を維持できると共に大きなコストメリットが試算された。驚異的成果である。Reduction power cost is about 220,000$by introduction AOSD System. Assuming remodeling cost is 680,000$, the investment amount can be recovered in about 3 years.
既設改造費用を6,800万円とすると約3年で投資金額の回収可能である。After three years, every year reduced cost can be made large profit .This is big large merit.
この技術が貢献するSDGs
- 6. 安全な水とトイレを世界中に
- 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 11. 住み続けられるまちづくりを
- 13. 気候変動に具体的な対策を
ETV実証済技術
Electric Reduction and Advanced Treatment using AOSD (Automatic Oxygen Supply Device System) 有機性排水対策のための国際対応型AOSD(Automatic Oxygen Supply Device)電力削減高度処理システム