[電力→ 動力] モビリティ イノベーション
ニデック株式会社
技術・サービス概要
世界CO2排出量の21%を運輸部門が占め、その約75%が自動車由来と推測されています。ニデックの駆動モータを四輪、二輪、航空分野にも展開し、モビリティの電動化で世界の脱炭素化に貢献します。
目的
運輸に関わるCO2排出量を削減するために、様々な動力を内燃機関に頼っていた移動手段を高効率モータに置き換え、モビリティ分野の電動化を促進します。電気自動車向けの代表的な製品として、車両の心臓部にあたるモータ・インバータ・ギアを三位一体にしたEV用トラクションユニット「E-Axle」があります。低出力化、高電圧化のニーズに応え幅広いラインナップがあります。さらに複数の技術を搭載したX-in-1も開発し、高効率モータとしての役目も果たしていきます。
特徴
当社は駆動用モーターシステム(トラクションモータ)の開発事業に注力しており、NEDOのグリーンイノベーション基金事業「次世代蓄電池・次世代モータの開発」に採択されています。広く社会実装できる価格、磁石使用ゼロ、高効率、高出力密度、省資源、軽量を目指し、次世代トラクションモータの開発に取り組んでいます。なお、電気自動車だけでなく、電動二輪車や電動航空機(E-VTOL)にも参入し、モビリティの電動化を促進していきます。
効果
ニデックの軽薄短小技術の応用し、次世代E-Axleは第1世代比で35%小型化となり、軽量・高出力・省スペースを実現しています。E-Axleの小型化により省資源化にも貢献しており、鉱物使用量の削減は世界のCO2排出量低減(4-7%)にも寄与しています。「磁石フリーモータ」である誘導モータを採用し、誘導モータ特有のシンプルな構造と堅牢性を活かし高速回転化を進め、複合的な技術により小型軽量化、高出力密度化、高効率化の実現に向け開発を進めています。
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- 中東
- アフリカ
- オセアニア
- 北米
- ヨーロッパ
- 中南米
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
この技術が貢献するSDGs
- 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 11. 住み続けられるまちづくりを
- 13. 気候変動に具体的な対策を