環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

土壌硬化剤STEINは27種類の無機化合物を普通ポルトランドセメントに5%のみ添加することにより土の粒子が持つ電位を強固に接着させ道路や灌漑整備を可能とし9割が現場土となるため低炭素舗装技術である。

目的

開発された1975年は水銀や六価クロムなど有害物質を溶出させない硬化技術として開発されたが現在は同じく無機物でできている土を固め道路などインフラ整備を行うために使用されている。

特徴

硬化させた構造物の9割は土であることから現場の土の風合いを生かしつつも車の通行も問題ない強度となり、降雨による浸食や亀裂も少ない。

効果

現場土を材料として構造物を硬化させるため、コンクリート舗装と比較して90%二酸化炭素排出量を削減できる。

規制対象物質

参考資料

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中国、東アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • 北米
  • ヨーロッパ
  • 中南米
  • アセアン諸国

    インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス

導入事例

中国、タイ、ベトナム、マレーシア、カンボジア、スリランカ、インドネシア、東ティモール、フィリピン、アメリカ合衆国、イタリア、ドイツ、ケニアでの施工実績があり硬化する土壌と施工機械を有する国であれば導入可能。

視察可能な導入先

カンボジア水資源気象省と施工した農村道路。
スリランカでかんがい省、農民グループと施工した水路。
ケニアカロベイエイ難民居住区でUN-HABITATと施工したアクセス道路。

この技術が貢献するSDGs

  • 6. 安全な水とトイレを世界中に
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 13. 気候変動に具体的な対策を

土壌硬化剤STEIN