衛星を活用した地理空間情報プラットフォームの災害対応・環境監視・気候変動適応型農林水産業等への応用
技術・サービス概要
気候変動の影響が深刻化する中、自然環境の変化を迅速に把握し、災害対応や持続可能な産業構築に資することが重要である。アークエッジ・スペースは「衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を」実現することを目指し、多種類複数の超小型人工衛星の量産から衛星利用を通じたソリューション提供まで、幅広い事業を展開している。
ソリューション提供においては、人工衛星によるリモートセンシングデータや地上センサによって取得されるデータを含む多様な地理空間情報を統合し、様々な自然の改変及びそのリスクを探知・検出するための手法と、それらを利活用するためのプラットフォームを開発している。現在では、南米や中央アジア、アフリカ等のグローバルサウス諸国等での油流出監視や気候変動適応型農業、水資源管理や森林管理、GHG観測などにおけるソリューション提供のための実証を実施している。
目的
自然現象、気候変動、人間活動等によって引き起こされる自然の改変及びそのリスクを多様な衛星や地上センサを組み合わせることで、広範囲に探知、検出し、分析するための手法を開発し、それらのデータを活用するための地理空間情報プラットフォームを開発している。
特徴
このプラットフォームでは、多様なデータを自動的に収集、処理、解析し、シンプルな操作で必要な情報を可視化できる。高度なWeb技術やAI技術を応用することで、専門家以外でもこれらのデータを容易に利用可能になることを目指しており、ビジネスにおける自然資本に対するリスクや機会の適切な評価・開示や自然資本の保全活動に、効果的に活用されることを目指している。
効果
気候変動に対する適応
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- 中東
- アフリカ
- オセアニア
- 中南米
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
導入事例
パラグアイ宇宙庁 (AEP) と共同で、パラグアイ国内における一次産業従事者へ展開中
ブラジル環境・再生可能天然資源院 (IBAMA) と協力し、洋上油田の監視プラットホームの開発中
その他のグローバルサウス諸国において、FSや
視察可能な導入先
パラグアイ宇宙庁
ブラジル環境・再生可能天然資源院
参照URL
この技術が貢献するSDGs
- 1. 貧困をなくそう
- 2. 飢餓をゼロ
- 3. すべての人に健康と福祉を
- 6. 安全な水とトイレを世界中に
- 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 11. 住み続けられるまちづくりを
- 13. 気候変動に具体的な対策を
- 14. 海の豊かさを守ろう
- 15. 陸の豊かさも守ろう