多機能フィルター
多機能フィルター株式会社
技術・サービス概要
多機能フィルターは、日本国内において複数ある法面緑化工法の新技術である。法面緑化工法は降雨による土壌侵食防止を目的としているが、従来の緑化工法は播種した植物を繁茂させることによって侵食防止を図るため、緑化完成までの期間は侵食防止効果が発揮できないが、多機能フィルターはこの課題を解決し、施工直後から侵食防止効果を発揮することができるため安定した緑化が図ることが可能となる。
目的
道路開設や土地造成等による開発行為や豪雨・地震災害によって発生する法面の侵食防止と緑化。
特徴
多機能フィルターは、植物の毛細根に似た極細の撥水性繊維をランダムに配した不織布シートで、傾斜面裸地を覆うことにより土壌侵食の防止を図れます。
97 〜98% の空隙率を持ち、通気や通水を保持しつつ、あらゆる環境の変化( 降雨、風、凍上、干ばつなど) から土壌を保護します。
効果
周辺の自然環境と調和のとれた植生を成立させることによる自然環境の保全や、木本類によるCO₂の吸収・固定により、地球温暖化対策に寄与できる。
規制対象物質
参考資料
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- アセアン諸国
インドネシア,フィリピン
導入事例
納入国:日本・台湾・インド・フィリピン・インドネシア
導入例:日本においては道路や土地造成、災害復旧等の公共・民間工事全般に亘る。
フィリピンにおいてはJICAプロジェクト「法面保護用侵食防止・植生マットの普及・実証・ビジネス化事業」を実施中。
台湾においては民間工事主体の実績で、公共事業への導入に向けて試験施工等を展開中。
視察可能な導入先
日本全国に様々な施工実績を有しているため、要望に沿った現場を選定することが可能。
この技術が貢献するSDGs
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 15. 陸の豊かさも守ろう