竪型ストーカ式焼却炉「バーチカル炉®」
技術・サービス概要
竪型ストーカ式焼却炉「バーチカル炉®」は、ごみを炉内に厚く積み上げ、下部火格子から空気比λ=0.5以下の少量の一次空気を送る当社独自方式を採用しています。
ごみは自重で下方へ移動しながら熱分解し、均質な可燃ガスと炭化物に変換されるため、不均質なごみでも安定燃焼します。
可燃ガスは上方へ、炭化物は下方へ逆流しながら燃焼するため熱効率が高く、炉内滞留時間も長く取れます。可燃ガスは二次空気で完全燃焼し、炭化物は灰になるまで燃え続け、未燃分をほとんど残しません。
新たに投入されたごみは、下部から上昇する高温還元ガスにより乾燥・熱分解されるため、水分の多い低カロリーごみから産業・医療系など高カロリーごみまで自燃が可能で、通常運転中は助燃バーナーを不要とします。
このため当社のバーチカル炉は「マルチフューエル焼却炉」と呼ばれます。構造もシンプルで高温部に駆動部が少なく、故障が少ないうえ、補修・立下げも短時間で済み、運転維持コストを低減できます。
目的
一般廃棄物から、産業廃棄物、感染性医療廃棄物まで、さまざまな種類のごみを安全に処理します。
特徴
独自開発の燃焼方式により、未燃物をほとんど残さず、さまざまな廃棄物を処理できます。燃効率が高く、水分の多い低カロリーごみから高カロリーごみまで混焼および自燃が可能で、通常運転中は助燃バーナーを使用しません。
効果
バーナーの使用を減らせるだけでなく、構造もシンプルで高温部に駆動部がほとんどないため故障が少なく、プラントの補修・立下げも短時間で済み、焼却炉の運転維持コストを低減できます。
規制対象物質
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中東
- オセアニア
- 北米
- ヨーロッパ
- アセアン諸国
インドネシア,シンガポール,タイ,ブルネイ,ベトナム,マレーシア
導入事例
国内外合わせて173プラントの受注・納入実績
シンガポールとインドネシアにも有害・産業廃棄物処理プラントを納入
※2025年10月時点
この技術が貢献するSDGs
- 3. すべての人に健康と福祉を
- 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 11. 住み続けられるまちづくりを