耕・畜・工連携による「バイオガス実証プラント」
ダイハツ工業株式会社
くるま開発本部 くらしとクルマの研究部 BRバイオ推進室
技術・サービス概要
滋賀県竜王町では、耕種農業・畜産業・工業が連携し、地域バイオマス資源を活用する「バイオマス産業都市構想」を推進しています。
ダイハツは、竜王工場でバイオガス実証プラントを稼働させ、地域の名産である近江牛の肉牛糞由来のメタンガスを、工場のアルミ溶解炉の熱源として活用します。
また工場休日には、発電機を使ってメタンガスを電力に変換し、地域資源の循環とカーボンニュートラルの実現に貢献しています。
目的
地域のバイオマス資源の有効活用、またそれに伴うエネルギーと資源の循環
特徴
乳牛と違って含水率の低い肉牛の糞を乾式メタン発酵させ、メタンガスを取り出す技術を開発。
またメタン発酵後の残渣は、有機肥料として地域の農地へ還元。その農地で育った稲のわらは、近江牛のエサとなり、資源循環のサイクルが完成。
効果
メタンガスは、自動車工場のアルミ溶解炉で使用している都市ガスの代替燃料として活用。
有機肥料を農地に入れることによる、地力の向上。
規制対象物質
参考資料
展開可能国
- 日本
- 東南アジア
- 中央、南アジア
- 中国、東アジア
- 中東
- アフリカ
- オセアニア
- 北米
- ヨーロッパ
- 中南米
- アセアン諸国
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,ラオス
参照URL
この技術が貢献するSDGs
- 17. パートナーシップで目標を達成しよう