環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)

技術リスト(JPRSI)

技術・サービス概要

独自開発の3つの装置によるリサイクル技術
・パルパー型分離機(アルミ付き紙パックから水を利用して紙を分離する)
・乾留式アルミ回収装置(アルミに付着したプラスチックを熱処理によって分解除去し、高純度なアルミを回収する
・水素製造装置(廃アルミを使って水から水素を取り出し、副産物として「グリーン水酸化アルミ」を作り出す)

目的

従来、廃棄されているアルミ付き包装容器や、行き場のない低品位の廃アルミを独自開発のリサイクル技術によって再生資源物や水素エネルギーへ変換することで、エネルギーの地産地消、持続可能な社会づくり、永続的な地球環境保全に貢献します。

特徴

製造時のCO2 排出ゼロのグリーン水素であることに加えて,水素1kg を製造する場合では0.2kWh/N㎥ -H2 と少ない消費電力で運用することができます。水素価格も副生物の水酸化アルミを売却することにより実質0 円に近い価格で使用でき,燃料電池と組み合わせて系統電力を消費することなくスタンドアローンで活用できる点で独自性があります。「必要な時に」、「必要な場所で」、「必要な量の」水素エネルギーをオンタイム・オンサイトで製造できるため,余剰電力や蓄電ロス,輸送コストやアルミ廃棄物の排出削減につながり,環境面でも革新的です。

効果

当社の技術によって、従来のアルミのカスケードリサイクルによる多くの課題が残るアルミドロスの発生をなくし、次世代エネルギーの「グリーン水素」を作り出す原料として有効利用できます。廃アルミを排出する企業様の敷地内において水素をオンサイト製造し、工場の動力源として活用することで脱炭素経営の実現に寄与します。

規制対象物質

参考資料

展開可能国

  • 日本
  • 東南アジア
  • 中央、南アジア
  • 中東
  • アフリカ
  • オセアニア
  • ヨーロッパ
  • アセアン諸国

    インドネシア,タイ,ベトナム

この技術が貢献するSDGs

  • 1. 貧困をなくそう
  • 2. 飢餓をゼロ
  • 4. 質の高い教育をみんなに
  • 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 13. 気候変動に具体的な対策を
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう

アルミを原料としたグリーン水素製造