カンボジアは、1993年に誕生した立憲君主制の王国である。1999年のASEAN加盟、2004年のWTO加盟に伴い投資・経済関連法整備を進め、2013年に発表した新国家開発戦略「第三次四辺形戦略」において良き統治の実現を目的に、農業セクター、インフラ整備、民間セクター開発等を推進してきた。経済成長は2004年から2007年までの4年間に10%を超え、2011年以降も7%成長を続けて今後も安定した経済成長が見込まれている。
プノンペン | プノンペン都は、人口200万を超えるカンボジアの行政、文化、経済の中心地である。2013年にカンボジア政府が策定した、環境、社会、文化的な経済成長と、国家資源の持続可能な利用のバランスをビジョンとする「国家グリーン成長戦略計画2013-2030年」(National Policy on Green Growth)を受けて、プノンペン都は国家のグリーン成長戦略を都市レベルで実現するためのロードマップを示している。 |
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シェムリアップ | シェムリアップ市は、世界文化遺産・アンコール遺跡を擁する観光都市である。2006年に「シェムリアップ及びアンコール地域の持続的開発のためのマスタープラン」が策定され、環境に優しい都市の実現を目指している。2018年には「ASEAN Smart City Network」のモデル都市の1つに選ばれ、スマートな観光管理システムと廃棄物管理・排水処理の改善を優先プロジェクトとしたスマートシティ化が進められている。 |
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